実際に台風で被災した我が家の話。

台風

我が家は実は2019年夏に台風で少し被災しました。

どのくらいの被災具合かと言うとその頃の「我が家」でいえば、家を50万くらいかけて直す必要が生じ、車は150万かけて直す必要が生じました。(車については多くが保険で修理しました)

主には水害と風害、そして停電の被災でした。


金額的なものもそうですが何が大変かって、停電が辛かったです。

そんな私が台風の季節に思うこと。


我が家の備えと含めてお話ししたいと思います。

目次

昨年、実際に被災して思ったこと

3・11の時は独身で、仕事で渋谷近辺にいてそれこそ私としては若干の被災だったのですがそれより当然被災した感じでした。



3・11の方が当然、全体の災害としては大きいのですが、やはり個人レベルでの被災は、被災したときにいる場所によって大きく違うもので、感覚的にはそれよりも今回の台風での被害は大きかったです。

台風 雨


でもその話と合わせて、モロに被災している場所にいてもよく聞くのは、「我が家はあそこより大丈夫だから頑張らなければ」と言う言葉。

私の住んでいた場所も4日停電しましたが1キロくらいしか離れていない場所では、2週間停電してました。

そして、近所のお家で事務所として使っていたお宅は半壊。


まあ、その家の瓦などが飛んできたことによって我が家の車も半壊状態になったわけですが、我が家もそれと比べれば車であって、家も水害くらいだったので大したことないので「被災」と言っていいかどうか正直悩むくらいです。

でも何もなかった関東地域と比べればプチ被災はしており、「罹災証明」及び「被災証明」も取れた感じです。

でもやっぱり証明証をいただいて、お見舞金もいただいたりしたのでプチ被災なのかなあと思いますが。


この証明関係のお話も後ほどしますが被災して、とても思ったのは「備えあれば憂いなし」というのは本当だなあということ。


防災 台風

そして、実際に災害を体験してみないと不便さや必要なものっていうのはやはりわからないのだなと思ったことでした。

冬の被災想定は結構していたのですが、
(多分3・11などの影響だと思います。)
夏が厳しい時期の被災の想定が弱かったので、被災によりそこを重点的に強化しました。

その辺を含めてあって役立ったグッズの話もお話ししていきたいと思います。

また、私が見つけられてないだけかもしれませんが、あまりこの罹災証明や被災証明についての体験談ってブログなどでもたくさん載ってないんですよね。

それが今回のブログ記事を書こうと思った一つの理由だったりします。

なのでその辺も少しお話ししたいと思います。

2019年我が家の被害状況について

実は私がこの頃住んでいた地域は台風とその後の大雨の浸水で2回被災しています。

台風 雨


ただ、私たちは偶然2回目の時期は義祖母が他界した関係で帰省していまして、ある意味難を逃れています。

ある意味と言うのはその当時周りの御近所さんは、車が水害で全損した家などがほとんどなので、我が家だったお庭の状況に比べれば・・という感じです。



理由は家が少し高めのところにあったので、家は浸水しなかったんです。

家の目の前のお庭はがっつり水につかり、掃除などに追われました。

ただ、掃除程度といえば掃除程度なので、今回はもろに当たった台風での被災状況の話をします。

2019年、台風での被害

台風の日、朝方に非常に聞いたことのないような風で何かが当たる音と、何だか床が冷たい・・というので目が覚めました。

よく覚めた目で見ると天井から水が漏れてきている!

雨戸は閉めていたものの、大慌てで2階を見に行くと雨漏りの一部はわかりましたが1階と漏れている場所は全くの反対側。

2カ所で雨漏りをしているのだろうか・・


台風 雨

考える暇もなく大慌てでタオルと大きめの容器、バケツなどを家からかき集めて用意しました。

「バケツなど」と書いたのはそれが1カ所ではなく何カ所にも渡っていて1つのものでは賄いきれなかったからです。(TT)

濡れた場所をタオルで拭いて、まだ漏れてくる場所の下に容器を配置。


そもそも雨だけではなくて風も酷かったので、修理や、ましてや状況の確認も大してできずで応急処置をしました。

そして台風がさった後、恐る恐る外を確認してみると

台風

植木を少ししか入れなかったことを痛く反省し、また何もこれで他所様に被害を出さずによかったと思える現状を横目にしながら

台風

それでも、何かが飛んできたという状況を飲み込めずにいました。

台風

この大きな破片。

わかりますでしょうか?これがあちこちに。。

これ、半壊した前のお家の屋根瓦なんです。


で、そのあと気がついたのが

台風

車が・・

横だけかと思いきや上でバウンドして破片が落ちたようで

上の屋根の部分がボッコボコ。。・゜・(ノД`)・゜・。


流石にちょっと凹んだ元夫がおりました。



家の雨漏りも酷かったです。
実際、今まで雨漏りしたことないという多くの御近所さんが雨漏りを経験していました。


いかに雨が斜めに強く振り付けたかということが後からわかりました。



でも被災当初はそれどころではない「4日間の始まり」でした。


車を見る前に、空気清浄機などを見て電気が止まったねということ話をしていて、理解してました。

その時はのんびりと結構大きい台風だったねと言っていたのですが当初「まさか、市内あちこちが大変なことになっている」とは想像だにしなかったんです。

4日間の停電を経験

市内は電柱や大きな看板が倒れて信号が止まっているところも多く、その状況を仕事に行った元夫から聞いて私と娘は外出を止めることにしました。

これは正解でした。


信号が止まっていたりして車や倒れた電線が危ないので避難する必要がなければ、被災した時は家から遠くまで出ないことをおすすめします。


我が家は水が止まることも想定はしていましたがありがたいことに水は大丈夫でした。

ただ、まだ猛暑の中で4日間電気が止まるということを想像しきれてなかったというのが現状でしょうか。

台風 停電
夜は当然真っ暗で、100均でも半分揃う防災グッズ!本当に必要なものとはでも紹介したランプなどを購入したのもこれがきっかけです。

子供もまだ1歳でしたのでミルクも飲むのでその辺は抜かりなく準備していたのですが、台風がさった後でとにかく暑い。

暑いけど被災して、電気が止まっているので冷蔵庫も動かないので冷たいものもないし、当然、扇風機さえもない。

という事態。

これは正直、しまったーと思った1つでした。

大人はいいですが幼児は大変ですし、お年寄りは本当に大変そうでした。

我が家はベビーカーにつけていた電池で動く扇風機をひたすら子供に当てていました。

防災グッズのブログでも紹介しましたが我が家はこれを機に扇風機など夏の防災に備え直しもしています。

 

関連100均でも半分揃う防災グッズ!本当に必要なものとは

そして大変だったのが情報を得ること。

台風で大元の局が停電し携帯などが全て使えなかったんです。

それは私たちの電気が取れようが取れまいが関係なく・・。

なので携帯などで情報を得ることは早々に諦めました。



生きるためにすぐに必要な情報っていうのはさほどネットには落ちてないので。

切り替えた感じです。

この携帯が使えなくなった原因は、被災により電波を発している基地局で停電が起こり、一度使えなくなったことでした。

予備電源で一旦は使えるようになったものの、2日目に入るか入らないかの段階でその予備電源が終わった
らしく、再度使えない事態に。

4日間は非常に電波が不安定でした。

携帯



そのあとも少し不安定な時期があったように思います。



少し当時頭をよぎった不安は被災中に「緊急電話どうするんだろう・・」

とりあえずそう言った事態はなかったのでよかったですが怖いですよね。


そんな被災4日間を過ごしました。


一番近隣の地域で被災して、大変だったのはまだまだ残暑が残る時期に、井戸水から引いているがために(電気を使います)
水も電気も2週間止まっていた地域。

被災した時住んでいたのはプチ田舎でしたので、田舎あるあるかもしれませんが少し駅より遠い地域で被災した場所は特にこれが多かったようで・・知り合いに聞いた時にはそれはちょっと大変だなと思いました。



被災した場所によってはお手洗いも控えてくださいとなっていて・・本当に大変だったと思います。

我が家も水はあっても暑かったので、まだ幼児だった子供を抱えて本当に厳しかったです。



プチ田舎あるあるかもしれませんが、共同下水を使っていて、トイレを使うのをできるだけ控えてくれというおうちもあり・・我が家は本下水なのでその辺も本当に救われました。

被災した4日間の停電の中でも助かったもの

冷蔵庫

これは本当に偶然なんですが、台風で被災する少し前に我が家は冷蔵庫が壊れかけ買い換えていました。

省エネタイプにしたのですがこれが意外の他、停電中に役に立ちました。



そもそも省エネタイプっていうのは電気を使わずとも保冷能力が高くできているんですね。

そして我が家も省エネ、節約を意識しているので冷凍庫はパンパン

おかげで停電2日目までは生ものが痛まず冷凍庫に残っていたんです。



当時、台風の被害により、市内のライフラインの多くが止まっていた関係で、スーパーは3日目くらいまで営業していないところが多かったんです。

また、停電で電気が止まっているので生ものは当然、電気復旧まで販売していませんでした。

野菜
お肉はもちろん野菜も流通が止まったせいか売られていませんでした。


店員さんも被災していますし、電気が止まったのでその処理にも追われたのだと思います。


販売していたものはパンなど簡単に食べられる非常食的なもの。

台風で被害にあったすぐ後何日間はスーパーの外のテント下での販売などが多かったです。




でも、この冷蔵庫のおかげで我が家は1日目は少し冷たいものを飲め、2日目と3日目の朝くらいまでは冷凍していたお肉などの生ものを炒めて食べるということができました。

ちなみにこの冷蔵庫の状態に気がついた1日目の朝に作戦を立てまして。

・とにかく冷蔵庫はあまり開けない。
特に冷凍庫は何を出すか決めてから開ける。
(もともと節約節電でそうしていたので、どこに何があるかは大体把握しています)

・食べるものは冷蔵庫の傷みやすいものから。

当たり前ですがこの辺は本当に作戦がちだったなあと思うので参考に・・

我が家の冷蔵庫はちなみにこちらです。

ちなみにプチ被災で本当によかったなと思いながらも早々に用意した防災グッズがあります。

それはこちらの電池で動く扇風機系

防災グッズ

100円ショップで売っている電池で動く扇風機。

これを雑誌の付録と合わせて3台以上今は持っています。


そのほか夏用の防災グッズについてはいくつか揃えましたのでそれについては100均でも半分揃う防災グッズ!本当に必要なものとはに詳しくまとめています。

被災罹災証明の取得

私は全て被災証明とよぶのだと思っていたのですが、家は罹災証明ということを今回取得時に初めて知りました。

罹災証明 台風

我が家は補助金が出るだろうということを想定してこちらを取得しました。

ただ保険を使う場合、補助金がどうこうというより必要なこともあるようです。

ちなみに我が家は家の保険は適応できないものだったので使えず、証明書は必要はありませんでした。

(車は保険が使えました。)




こちらの証明書は市役所などが統括しているので、地域、またその時の被災状況などによって違うと思うのですが、私たちの場合は、市役所に行って申請書を出し、後日、郵送でどの範囲が認められたかということがわかるといった流れでした。

その際に特別必要なものは、家の被害状況がわかる実際の写真です。



これ被害時はそれどころではなく忘れがちで、結構役所でその件で揉めている方いましたが、家が被害に遭ったら使うか分からなくても写真を撮っておくことをおすすめします。

家

また暇な時期にやってしまった方がいいように感じました。

補助金が出ることが決まったあとだと混むだろうなあと思って割と台風の被害にあってすぐに行ったのですが、正解でした。

その後ではめっちゃ混んでました・・・


この被災の証明関係や補助金。

わからなくても市役所に行けば丁寧に教えてくれるので、面倒でも被災にあった方は行くべき!と思います。

全損か一部破損かなどで変わってくるのですが、我が家は補助金で1/5程度、家の修理費を賄えました。

またその後ありがたいことに義援金の配布もご連絡をいただき、少額ですがいただきました。
(こちらも被害状況によって額が分かれていました。皆様の義援金届きました。ありがとうございました。どこ経由で県などに届いているかはわからないのですけれど・・。)

これら、その都度、罹災証明や被災証明が必要になりますのでとってしまった方が後々楽です。

2019年台風で被災した我が家の話、まとめ

これだけの災害大国に住みながら乗り切れてきている日本人。

私も含め良くも悪くも喉元過ぎれば・・的なところもあり、だからこそ乗り越えられてきているようにも思うのですが、最近は台風も大型になり防災は個人レベルできちんとするべきととても思いました。

少しずつでも揃えていくことを本当におすすめします。

というわけで皆様の何かの参考になりましたら・・。

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