インスタなどでよく見かける曲げわっぱ弁当。
心地よい暮らしを目指している我が家でも1年ほど前から利用しています。
弁当箱自身のデザイン性も高く、おひつと同様の機能を持つためご飯が冷めても冷たくなりすぎず、ほどよい食感が保たれる曲げわっぱ弁当。
また杉やヒノキの抗菌作用で、食中毒が心配な夏でもご飯が傷みにくいという特徴を持つ優れもの。
いいなと思う人も多いのでは?
ただやはり気になるのが洗い方や使い方などのお手入れ問題。
得意ではないけれど丁寧な暮らしが好きな私も、曲げわっぱ弁当と聞くと丁寧な暮らしのイメージでお手入れや使い方が心配だなあと思っていました。
丁寧な暮らしについてはこちらのブログ記事丁寧な暮らしとはを
なので、曲げわっぱ弁当はずっと憧れてはいたのですが、購入前は曲げわっぱ弁当のデメリットとして聞く、お手入れ問題が心配で悩んでいました。
人によっては曲げわっぱ弁当はきちんと洗わないとカビが生えるなんて話も読んだりして、カビかあ・・と悩んでいました。
そもそもズボラな私。
カビが生そうな気がする・・やりそう・・と鉄のフライパンと一緒でとても購入にしり込みをしていました。
鉄のフライパンは買ってみてなんのことのない無事に使えています。
鉄のフライパンについては鉄フライパンのお手入れ。お気に入りの道具を長く使うためにを
我が家でお弁当作りのテンションを上げるために(主に作る側のですが^^;)利用している曲げわっぱ弁当。
簡単なものでも美味しそうに見えるのでとてもいいと思っています
でも生活を心地よい暮らしに切り替えてきて、お弁当作りのテンションの問題だけではなくやっぱりプラスチックでないものを長く使いたいなと思い曲げわっぱ弁当を購入しました。
買うならやはりいいものをと思って日本製を!
インスタ映えだけではなく本当に美味しそうに見えて助かるなあと思う曲げわっぱ弁当。
実際にプラスチックのお弁当よりもご飯も美味しいです。
ただ曲げわっぱ弁当は実は色々な種類があり特徴も使い方も違い、それぞれにメリットデメリットも。
木から日本製のものもあれば日本で仕上げただけなんてものも。
曲げわっぱ弁当の使い方、洗い方やお手入れ以前に、購入時特徴を捉えて選ぶのにとても悩んだんだりしました。
そんなわけで今回は曲げわっぱ弁当の洗い方やお手入れはもちろん、それぞれの特徴、メリットデメリット、使い方、おすすめの曲げわっぱ弁当などを記事にしたいと思います。
曲げわっぱ弁当を買おうかどうしようか悩んでいる方、お手入れ方法で悩んでいる方はぜひ参考にされてみてください。
1:曲げわっぱ弁当の特徴
曲げわっぱ弁当、それぞれの特徴とは
詰め方を楽しめるのも曲げわっぱ弁当の特徴です。
曲げわっぱとは、秋田や青森などの東北地方や静岡、長野、南だと福岡まで日本各地で、伝統工芸品として作られているものです。
スギやヒノキなどの薄い木板を特別な技法曲げて作った木製の蓋付きの容器のことで、おひつや食器など弁当箱だけではなくこの技法で作られたものを指します。
中でも、秋田県大館市の「大館曲げわっぱ」は有名です。
曲げわっぱ弁当全体としての基本的な特徴は食器洗浄機やレンジは使えません。
最近ではたまに両方が使えるものもあります。
以下のような商品です。
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しかし電子レンジで使えるものの数は多くありません。
多くの曲げわっぱ弁当では電子レンジや食洗機は使えないと思っていて間違えないです。
それ以外についての洗い方や使い方は曲げわっぱ弁当の種類によって違ってきます。
曲げわっぱ弁当にはウレタン塗装と漆塗りと無塗装(白木)があります。
それぞれの特徴とメリットデメリットをみてみましょう。
ウレタン塗装曲げわっぱ弁当の特徴とは
出典:Amazon.co.jp
ウレタンという樹脂の一種を塗っているのがウレタン塗装の曲げわっぱ。
木目の美しさを残しつつ、普通のプラスチックのお弁当箱と同じようにお手入れしやすいのが特徴です。
また、曲げわっぱの中では一番安く手に入りやすいのも特徴です。
通気性と吸湿性は白木の曲げわっぱ(無塗装)よりは劣りますがプラスチックよりはご飯が美味しくいただけます。
また、白木の曲げわっぱと違ってウレタン塗装の曲げわっぱ弁当は手入れが楽で油分のあるおかずを気にせず入れられるので使い方も気にしなくていいのが大きなメリットです。
そのため初心者にはとてもおすすめな曲げわっぱ弁当になります。
逆に、上下段の塗装が違う曲げわっぱ弁当箱はこのためにあります。
ウレタン塗装曲げわっぱ弁当のメリットデメリット
メリット
- 洗剤で洗える
- 油分が染みない
- 白木の美しさが保たれる
- 黒ずみや劣化が少ない
- 3つの中では手に入れやすいか価格
デメリット
- 吸湿性や抗菌作用がやや低い
- 木の香りは楽しめない
- 買う場所を選ばないと時折匂いが気になるものも
漆塗り曲げわっぱ弁当の特徴とは
出典:Amazon.co.jp
漆を木の表面に塗装した曲げわっぱ。
木の香りや通気性、防腐効果は無塗装(白木)の曲げわっぱに比べ劣ります。
しかし漆にも通気性や防腐効果があるので、ウレタン塗装より調湿作用や防腐効果が期待できるのが特徴です。
また、ウレタン塗装と同じく洗剤で洗うことができ汚れもつきにくく、色々な塗りのバリエーションが楽しめるのも漆塗り曲げわっぱ弁当の特徴です。
お値段はしますが、使い方や、洗い方などのお手入れが簡単なのが漆塗り曲げわっぱ弁当のメリットです。
漆塗り曲げわっぱ弁当のメリットデメリット
メリット
- 洗剤で洗える
- 油分が染みない
- 漆塗りの抗菌作用、木の調湿作用が期待できる。
- 白木より丈夫で劣化が少ない
デメリット
- 漆のために3つの中では高価
- 木の香りは楽しめず漆の匂いが気になることがある。
無塗装(白木)曲げわっぱ弁当の特徴とは
出典:Amazon.co.jp
曲げわっぱそのものなのが、無塗装(白木)の曲げわっぱです。白木の曲げわっぱともいわれ、塗装していない木目の美しさだけでなく、木の香りを楽しめます。
一方、無塗装(白木)の曲げわっぱ弁当は、漆塗りやウレタン塗装より油物を入れる際の使い方に注意が必要だったり、洗剤を使った洗い方はできないため、手間がかかります。
そのため、曲げわっぱの扱いに慣れた人におすすめです。
無塗装(白木)曲げわっぱ弁当の特徴とは
メリット
- 木目そのものの美しさや木の香りを楽しめる
- 天然木の抗菌作用がある
- 木の調湿作用があり、ごはんが美味しい
デメリット
- お手入れに洗剤が使えない
- 湿気に弱くカビが生えやすい
- 揚げものをそのまま入れると油が木に染みることがある
いかがだったでしょうか。
曲げわっぱ弁当のそれぞれの特徴をみたところでおすすめの曲げわっぱ弁当をご紹介したいと思います。
2:日本製曲げわっぱ弁当おすすめベスト3
曲げわっぱ弁当を買う時には注意が必要
丼ものの詰め方でもオシャレに見えるのも曲げわっぱ弁当の楽しみ。
曲げわっぱ弁当は最近では安いものも見受けられますが、よくみてみると海外製だったり、木も何を使ったのかわからないものも。
仕上げだけ日本製というのもみられるので本当に様々なものが販売されています。
中にはすぐ壊れてしまったやウレタンや漆の匂いが取れないというようなレビューも見かけます。
単純にインスタ映えしたい!とかだったらそれでもいいかもしれませんが、せっかく長く使える曲げわっぱ弁当。
5年使えば1万円程度したとしても年間2000円です。
丁寧に使えば10年以上使えますし、きちんとした日本製であれば修理も可能なところも多くあります。
そんなわけで、せっかくなので今回は日本製の曲げわっぱ弁当で有名なブランドを3つ紹介したいと思います。
1.「大館工芸社」
初心者におすすめなのが大館工芸社の曲げわっぱ弁当。
秋田の大館市で作られ、伝統的な曲げわっぱから色々なデザインがあります。
丸太の買い付けから仕上げまでを大館工芸社さんで一貫して行っているので安心です。
また楽天やamazonでの取り扱いも多いので手に取りやすいのも大館工芸社の曲げわっぱ弁当の特徴です。
実際私も初めての曲げわっぱ弁当は大館工芸社のものを購入しました。
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amazonでは入れ子になるものも取り扱っています。
2.「栗久(くりきゅう)」
老舗の秋田大館市の曲げわっぱ専門店。
栗久のお弁当箱の特徴は、内側は白木のままで、外側だけウレタン塗装がされていること。
そのため、手入れは多少は気を使いますが、曲げわっぱの特徴である調湿や、抗菌作用が期待できます。
また、二段の入れ子弁当は、上の段の内側もウレタン塗装がされており油もののおかずも入れられ、下はお米を入れるなどができおすすめです。
栗久(くりきゅう)さんでは曲げわっぱ弁当箱では珍しいキッズサイズの曲げわっぱ弁当も
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amazonでは楽天では取り扱いの少ない二段弁当も
3.「柴田慶信商店」
最後は柴田慶信商店さん。
天然杉を用いた白木にこだわり続ける秋田の大館市の曲げわっぱの有名ブランドです。
中でも有名な商品は柴田慶信商店のつくし弁当箱。
柴田慶信商店の2代目の娘さんの名前がつけられたこの曲げわっぱ弁当は子供が大きくなっても使えるよう、二段式になっているのが特徴です。
食べ終わった後は上の段を逆さにして下の段に収納できるのも特徴。
つくし弁当箱は特に楽天やamazonでは少し手に入りにくいですが、柴田慶信商店のホームページで販売されているのでそちらで手にするのも◉
楽天の販売では同じように子供の成長に沿って使えるよう作られたこちらの商品などが販売されています。
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大人向きだとこちらのような可愛い形も
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Amazonでも取り扱いがあります。
3:曲げわっぱ弁当の使い方や洗い方、お手入れ方法は
お気に入りのものを長く使うために
曲げわっぱ弁当の使い方としての注意点は先に記載したように、記載がないものは食洗機、乾燥機、電子レンジは使えません。
また、曲げわっぱ弁当は冷蔵庫に入れるのもあまりおすすめできません。
乾燥するからです。
乾燥は歪みなどの原因になりますので、どうしてもという場合は布などに包んで短時間にしましょう。
曲げわっぱ弁当の洗い方は先ほど特徴で記載したように、白木の無塗装のもの以外は洗剤で洗えます。
ただ長く使うためにできるだけ中性洗剤の薄めたものを優しく洗うのが基本。
たわしやクレンザーは傷がつくのでスポンジで洗いましょう。
洗ったらよく乾かすこと。
ただ、直射日光には当てないで乾かすようにしましょう。
我が家では曲げわっぱ弁当は二日連続では使わないようにしています。
曲げわっぱ弁当にカビが生える問題ですが、帰ってきてすぐに洗って、濯いだ後はすぐに乾いたふきんで拭き取り、風通しの良いところできちんと乾かせば問題はありません。
ズボラな私ですが1年使って大丈夫です。
我が家では翌朝まで乾かし、その後100均で購入した除湿剤を曲げわっぱ弁当の中に入れてしまっています。
慣れてしまえば、塗装されている曲げわっぱ弁当のお手入れとはお手入れいうほどでもない感じかなと思っています。
一方、白木の無塗装の曲げわっぱ弁当は洗い方は注意が必要です。
使い終わったら、5分~10分程度お湯につけて汚れを浮かせ、洗剤を使わずにスポンジでこすり洗いします。
その後、40℃~50℃くらいの熱めのお湯ですすぐのがポイント。
洗った後の作業は同じです。
特に無塗装の曲げわっぱ弁当では、お弁当箱を忘れて一日放置というのはカビの原因となるため厳禁です。
塗装の曲げわっぱ弁当でもその日のうちに必ず洗うようにしましょう。
また、曲げわっぱ弁当を水、お湯の中に長時間入れることもカビなどの原因になるので無塗装、塗装共にやめましょう。
ちなみに白木の黒ずみなどは、やすりなどでこすればすぐに取れるようです。
漆は剥げてきたら塗り直してくれたり、桜の皮で閉じている部分は修繕してくれるところもあるのでしっかりしたものを購入する際はそういった点も確認するといいと思います。
曲げわっぱは弁当は今では色々な種類があってよく理解していないと安いけど・・というものも。
安いと言ってもお弁当箱としては少しお値段のはる2000円以上のものがほとんど。
せっかくなのできちんとそれぞれの特徴を理解して購入したいですね。
ぜひ曲げわっぱ弁当購入時の参考にされてみてください。
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