最近、SDGsが頻繁に取り上げられるようになってきてます。
私はもともと環境学部を出ているのでようやく時代が追いついてきた!?
っていうのは冗談ですが、いやでも20年ちょっと前は本当にそんな感じだったのです。
以前のブログ記事、半自給自足も支えるサステナブルな暮らしでも私の実生活で実践しているエコな暮らしのお話もしましたが普通はSDGsなんとなくわかるような分からないような,そんな人も多いのでは?
そもそも、SDGsは環境だけではありません。
今回はSDGsとは何なのか、意味からそもそも個人でできる取り組みは?ということで簡単にわかりやすく身近な例をもとにまとめてみました。
SDGsとはなんなのか、個人の身近な例をもとにできる取り組みを知りたいという方はぜひ参考にされてください。
SDGsとは
最近本当によく目にして、聞くようになったSDGs。
よく聞くSDGsとはなんなのでしょうか。
SDGsとは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略で読み方はエス・ディー・ジーズ。
SDGsのロゴもよく見かけるようになり、SDGsカラーホイール時折つけている方も見かけるようになりました。
SDGsに取り組んでいたり、興味がある人がつけているピンバッチもあったり。
SDGsとは簡単に言えば、国連加盟193か国が2016年から2030年の15年間で達成するために掲げた17項目ある目標です。
この17項目ある目標の中で私が好きなのは
誰一人取り残さない
と言うメッセージ。
SDGsの17項目もの目標も本当に多岐にわたっていて別に環境問題だけではないんです。
そしてSDGsは17項目の目標の中も具体的な内容になっているターゲットというものがあり、169で構成されています。
これは実装するためにどうしていくべきかが多く示されているものになります。
このSDGsの17項目の目標をどうすれば達成できるのかなど悩んだ時はこのターゲットというのを見るといいのですが、そこまで見る人って少なそうだなあと思ったりします。^^;
SDGsを個人で簡単にできることとは
国際連合広報センターでも案内されているアクションガイドというものもあります。
これは、SDGsに沿って普段の生活の中で私たち個人個人がどう取り組めるのかを書いたもの。
国連のサイト持続可能な社会のために ナマケモノにもできるアクション・ガイド(改訂版) | 国連広報センター
原文も載っています。
これらを元に私たち個人個人ができることを実際に日本の生活に合わせて考えてみました。
SDGs身近な例・レベル1:ソファに寝たままできること
まずは個人で意識すればできる身近な例を紹介したいと思います。
個人で寝ててもできるSDGsの取り組みから
電気をこまめに消す
電気を節約しよう。電気機器を電源タップに差し込んで、使ってない時は完全に電源を切りましょう。もちろん、パソコンもね。 出典 持続可能な社会のために ナマケモノにもできるアクション・ガイド(改訂版) | 国連広報センター
限りある資源を無駄にしない、電気を無駄にしないのもSDGsでは大切なことです。
身近な例でパソコンについて調べてみると、デスクトップパソコンよりノートパソコンのほうが省エネであるそう。
ただ、消したりつけたりは逆に注意が必要。
パソコンで最も電力を消費するのは、シャットダウンや起動を実行するとき。
そのため短い時間でシャットダウンと起動を繰り返すと、かえって電力を多く消費してしまいます。
なのですぐに使うならスリープのままがおすすめ。
その他個人で簡単にできる身近な例で言えば、テレビなどもつけっぱなしにしないようにしてみましょう。
照明を消そう。テレビやコンピューターの画面は意外と明るいから、必要ない時にはそれ以外の照明を消しておこう。出典 持続可能な社会のために ナマケモノにもできるアクション・ガイド(改訂版) | 国連広報センター
資源エネルギー庁によると、テレビを見ない時こまめに電源を切ることで液晶テレビは年間27.10kWhの省エネになり、年間約730円の節約ができるそう。
SDGsの取り組みとして、エネルギーの節約は当たり前ですが家計にも優しいですよね^^
それ以外に簡単にできる身近な例でいうと、明るさを調整するのも効果があるようです。
テレビの明るさを調節(最大から中へ)することで、液晶テレビは年間で16.79kWhの省エネに、プラズマテレビは年間で年間で16.79kWhの省エネとなり、年間約450円節約できます。
細かい電気代の節約のお話はこちらの電気代を安くしたい!節約方法のコツについてで紹介しているのでそちらも合わせて参考にされてみてください。
その他にはSDGsで個人で簡単にできる身近な例として
SNSでシェア
も寝てできることとして上がってます。
いいね! するだけじゃなく、シェアしよう。女性の権利や気候変動についてソーシャルメディアでおもしろい投稿を見つけたら、ネットワークの友達にシェアしよう。出典 持続可能な社会のために ナマケモノにもできるアクション・ガイド(改訂版) | 国連広報センター
例えばスマホでSNSをチェックしている時、SDGsで気候変動を防止する企業の取り組みを見たら”いいね!”を押したりシェアするだけでも効果があります
SDGs身近な例・レベル2:家にいてもできること
次は簡単に個人でSDGsに貢献できそうなことが多いもレベル2を見てみましょう。
エアコンの温度の設定に気をつける
エアコンの温度を、冬は低め、夏は高めに設定しよう!出典 持続可能な社会のために ナマケモノにもできるアクション・ガイド(改訂版) | 国連広報センター
資源エネルギー庁によると、
冬だと、
外気温度6℃の時、エアコン(2.2kW)の暖房設定温度を21℃から 20℃にした場合(使用時間:9時間/日)年間53.08kWhの省エネとなり、電気代も年間約1,430円節約になるそうで
夏だと、
設定温度を1度高くするだけで約13%の節電効果がある
といわれています。
でもこれただ下げればいい、あげればいいという話というよりは、自動運転がベストなんですよね。
節電を気にして弱運転などにしているとかえって電気をたくさん使ってしまうことがあるそうで。
個人で簡単にできる身近な例なので気をつけたいですね。
とりあえずは窓やドアに熱効率の良いものに設置するのも◉
窓やドアの隙間をふさいでエネルギー効率を高めよう!出典 持続可能な社会のために ナマケモノにもできるアクション・ガイド(改訂版) | 国連広報センター
夏であればサンシェードなどを利用するのもいいですよね。
省エネ家電に切り替える
我が家も買い替え時に冷蔵庫を省エネ家電に切り替えました。
台風の被災の時にも安心でした。
その時のお話はこちらの実際に台風で被災した我が家の話。に詳しく掲載しています。
今使っているものを捨てて切り替えるのは環境的にもどうかとは思います。
しかし、壊れてしまったりして新しいものに交換するときには省エネ型のものに切り替えるのは節約だけでなく個人でできる簡単なSDGsの取り組みとしてもおすすめです。
古い電気機器を使っていたら、省エネ型の機種や電球に取り替えよう!出典 持続可能な社会のために ナマケモノにもできるアクション・ガイド(改訂版) | 国連広報センター
節水に気をつける
もちろん個人で簡単にできる身近な例としては、電気だけではなくSDGsでは簡単にできることとして節水についても提案されています。
有限な資源を大切に使うことはSDGsの目標達成につながります。
一番お水を使う時といえばお風呂が一番考えられるでしょうか。
短時間のシャワーを利用しよう。ちなみに、バスタブ入浴は5~10分のシャワーに比べて、水が何十リットルも余計に必要になるよ。出典 持続可能な社会のために ナマケモノにもできるアクション・ガイド(改訂版) | 国連広報センター
我が家ではこちらのシャワーヘッドを利用しています。
食器あらいも流しっぱなしにしやすいですよね。
水洗いをするのをやめるだけでも相当効果があります。
すすぎをやめよう。食洗器を使う場合には、あらかじめ皿を水洗いしないで!出典 持続可能な社会のために ナマケモノにもできるアクション・ガイド(改訂版) | 国連広報センター
調べてみると
1分間流しっぱなしにした場合の水の使用量は約12リットル
になるそう。
個人で簡単にできる身近な例でいうと歯みがきの時に流しっぱなしを水を使うのをまずはやめる。
そして、コップの水で口をすすぐように心がけると、1回あたり約5.4リットルの節水になるわけです。
ちなみに水道料金は1.3円の節約。
1日3回で3人家族だとしたら月350円も節約できちゃうんです。
SDGsは実は個人の家庭の生活も持続可能にしていきます。
まずは、個人で簡単に今すぐできる身近な例として流しっぱなしにするのをやめてみましょう。
またお米の研ぎ水など使った後の水を再利用するなど、ちょっとした個人の工夫で節水ができますよね。
そのほか、節水についての細かいことは節約したい!水道代の節約方法とはに詳しくまとめています。
他にはこんな個人でできる身近な例の提案も。
週1回ベジタリアンの日を作る
たまには野菜が主のご飯にしてみましょう。
肉や魚を控えめに。肉の生産には植物よりも多くの資源が使われているよ。出典 持続可能な社会のために ナマケモノにもできるアクション・ガイド(改訂版) | 国連広報センター
お肉については家畜の育て方についても最近では問題になっています。
毎日は無理でも時折お肉やお魚のない日を作ってもいいですね。
たまであれば個人でも簡単にできる身近な例なのではないでしょうか。
SDGs身近な例・レベル3:家の外でできること
普段の生活でSDGsでできることとは
少しレベルが上がって個人で家の外でのできる身近な例のお話。
家の外では何ができるでしょうか。
地産地消を意識する
買い物は地元で! 地域の企業を支援すれば、雇用が守られるし、長距離トラックの運転も必要なくなる。出典 持続可能な社会のために ナマケモノにもできるアクション・ガイド(改訂版) | 国連広報センター
最近話題の地産地消。
地産地消は美味しい旬の新鮮なものも食べられます。
身近な例で言えば最近では、スーパーでも地元野菜のコーナーが設けられていたりします。
意識してそこから購入することもいいですよね。
野菜などの大きさ、形などは意識しないで購入する
「訳あり品」を買おう! 大きさや形、色が規格に「合わない」という理由だけで、捨てられてしまうような野菜や果物がたくさんあるよ。出典 持続可能な社会のために ナマケモノにもできるアクション・ガイド(改訂版) | 国連広報センター
今の野菜の規格はとても厳しいもの。
形だけの問題ならば節約にもなって一石二鳥です
SDGs身近な例・レベル4: 職場でできること
いよいよ、SDGsの身近な取り組み例、難易度レベル4。
難易度マックスの職場でできることはなんでしょうか
その中でも職場でSDGsで取り組みやすそうなものを抜粋しました。
人に優しくしていく、若者を育てること
SDGsの17項目農地の目標である働きがいだったり不平等をなくすことであったりにつながっていきます。
若者の相談相手になろう。それは誰かをよりよい未来へと導くための、思いやりある、刺激的でパワフルな方法です。出典 持続可能な社会のために ナマケモノにもできるアクション・ガイド(改訂版) | 国連広報センター
場で差別があれば、勇気を持って社内の相談窓口で訴えることが大切です。また、周りの人や後輩で悩んでいる人がいれば相談に乗ってみても良いでしょう。出典 SDGsの目標達成のために私たちにできることを考え行動しよう | gooddoマガジン|社会課題やSDGsに特化した情報メディア
労働の権利を知る。
労働にまつわる権利について知ろう。
そうすることで相手の権利を守るだけでなく自分の権利も守られます。
通勤移動を自転車や徒歩にしてみる
その他、個人でできる身近な例でいうと職場に向かう手段で自分一人でする通勤について考えてもいいですね。
通勤は自転車、徒歩または公共交通機関で。マイカーでの移動は人数が集まった時だけに!出典 持続可能な社会のために ナマケモノにもできるアクション・ガイド(改訂版) | 国連広報センター
SDGsを普段の生活に取り入れるためのヒントまとめ
いかがでしたでしょうか。
職場ではないですが少し難易度が上がるもので私のおすすめはソーラーパネル。
防災にもなりますし、今流行のキャンプなどにも利用できておすすめです。
関連家庭用ソーラーパネル・ポータブル電源(蓄電池)を使った感想【我が家のプチ発電を支えるもの】
少しずつでも取り組めるSDGs。
そうは言ってもまずは知ることから・・が一歩なのかなと思っています。
明るい未来へ全ての人、生物の明るい未来の構築のために作られたSDGs、持続可能な17の目標。
自分たちにできること、少しずつ取り組んでいけば地球の未来も明るくなるように思います。
そのほか人気ブログ記事はこちら
蜜蝋ラップの作り方から使い方、洗い方まで。おすすめのキットも
参考になりましたら下のアイコンをクリックとしていただけると励みになります。