暑い夏が来るといつも気になるのが電気代。
と一緒に気になるのが温暖化です。
私がずっと目指してきているのは自分の家でも持続可能な、みんなが真似しやすいエコな生活。
それは20歳の頃から環境問題に取り組んできて20年以上。
理想だけを話してやってみたところですごいねー、それはわかるけど・・みたいなエンタメにしかならないという挫折があったのもありますが、何より
自分が続かない。😂
環境問題は仮にみんなが取り組んでも今すぐにどうなると言う問題ではなく、コツコツと続ける必要があります。
そして残念ですが環境問題の対応というのは終わりはなく、続けないといけません。
例えば、後で紹介するマイクロプラスチックの海洋問題のためのグッズ。
今日みんながプラスチックの利用をやめたとしても、残っているプラスチックがあり、海にすでに流れ出てしまったものがあるので、直ぐに解決とはならず、続けていかなければいけないのです。
そういう意味でも持続可能な社会と同時に、持続可能な方法でずっとできるだけ行っていく必要があると思っています。
そうはいっても少しずつ変化や、工夫で進化できるのも人間です。
そんな我が家もだいぶ前に書いたこちらの記事、半自給自足を目指して・私的心地よい暮らしからだいぶ経ちまして、我が家のエコ事情も少しずつ進化してきています。
今回はそちらをご紹介したいと思います。
プラスアルファでSDGsを普段の生活に取り入れるためのヒントに足してできると思うので、ぜひ参考にしてみてください。
気になっていたプラスチック問題をふきんで解決
近年マイクロプラスチックの問題が大きくとりざされています。
最大の発生原因は捨てられたプラスチック製品、例えばレジ袋やペットボトルが紫外線劣化により壊れていきそれが雨水で溶け出たものが河川や下水を経て最終的に海へと流れていくと言われています。
ゴミを捨てない、ゴミを拾う、これは景観的な環境問題だけではなくこう言った問題を起こすからです。
しかし、それ以外にも原因があるわけです。
それは家庭内で出るマイクロプラスチック。
家庭内で出るマイクロプラスチックを減らす
よく言われるのは化粧品だったりして有名ですが、これ私もあまり深く考えていなかったのですがもっと身近なものでスポンジ類もマイクロプラスチックの原因になっているんですよね。
私、これ気がついたの4年前です。
言われれば直ぐわかるんですが。
ああ・・思考しないって本当に問題です。
海の生物にはもちろん私たちの体にも影響を及ぼすはずのマイクロプラスチック問題。
でも後で話す、水質の問題もなんですが、日本の下水処理は法律が変わってから結構しっかりしていると聞くのですがどうなんだろうと思って調べてみました。
東京都での資料があったのでみてみてください。
東京都は人口が集中しているので比較的下水処理能力は高めだと思うんです。
これは比べたものがなかったのでわかりませんが、人口が多い中で下水処理能力が低いと対応できず、環境への影響が大きくなるのでおそらく下水能力がそこまで低くないという予想は間違ってないと思います。
この資料で確認できるマイクロプラスチックの処理率は95%
ということはですよ。
処理の高い地域での下水能力でも5%はやはりどうしても流れているわけです。
それならば移行していくべきではないかと。
そんなわけで取り組みがすごーく遅いイメージがありますが・・我が家でも変更しました。
我が家でスポンジの代わりに利用することにしたもの
我が家でスポンジの代わりに手にしたのは和紡布(わぼうふ)のふきん。
これはゆっくり「ガラガラ」と音を立てながら紡ぐ、「ガラ紡」という昔ながらの方法で編まれたふきんです。
凹凸があるため軽い油汚れなら洗剤を使わず落とせ、環境にも優しいオーガニックコットンです。
気になることがあるとすれば中国生産ですが。
(なぜ気になるかというと本来輸送費がかからないのが環境的にはいいので。)
しかし日本の伝統製法を引き継いでいて、中国山東省の、はるか昔からこれまで一度も農薬や肥料、機械を使用したことの無い畑で作っているそうです。
さらに手作業で栽培したものを全量使用しているので、半自給自足を目指して・私的心地よい暮らしで話をしたようにもはや、何を取捨選択するかの様な話なので我が家ではこちらを利用することにしました。
このレビューについては以下で紹介していますのでそちらでご覧ください。
気になっていたシャンプーも別のものに変える
これは実はなんとかならないかなあと頭を捻らせていたものでした。
というのも、私が大学生の頃、環境問題のボランティア活動を始めたばかりの頃に知り合った年配の方
(もう20年以上前なので・・なんなら25年くらい前笑。何であった方なのかが思い出せないのですが場所と、季節だけはよく覚えているっていう)
某メーカーの話をあげてシャンプーは良くないのだと、そんなに必要がないものだという話を詳しく理由を含め業界の内情を説明してくださったんですね。
私も若くて世の中の仕組みということを目の当たりにしたのがそれだったので当初から少なめのシャンプーで洗ったり、弱めのもので洗ったりとかはしていたのですが流石に湯シャンにはできなくて。
(湯シャンでも問題ないと聞きますが試してフケなどの問題で私はちょっと嫌なのです)
で、まあずるずるとことあるごとに思い出しながらも代用品がないまま来ていたわけです。
それが今回あるものに変更することができました。
それのヒントとなったのが、西表島の星のやホテルさんでの宿泊でした。
西表島は2021年に世界自然遺産に登録されたことで非常に環境に配慮された地域になってきています。
またこれは別にレビューしたいと思いますが、ホテルももちろん環境にとても配慮していて
(正直言えばもっと配慮できるのだとは思いますが、おそらくCSとのバランス的にはここが限界なんだろうなという攻め方)
部屋のシャンプー類が1つなんです。
頭も体も1つのもので洗えるものall in one。
もちろん元々石鹸でそういうことができるのは知っていましたが、でもなんとなく抵抗があるのが元々の目的は体用であるものを髪の毛に転用するということ。
で、両方に使えるものって普通に出ているのか!と目から鱗。
考えれば浮かぶじゃんって思うかもしれないですが思いつきもしなかったので検索もできずで。
で、こちらの商品を買おうと思って裏面もパシャリしたのですが売っておらずで・・。
でも調べ方がわかれば今はネットの時代ですから。
それで私が手に取ったのがこちら
石鹸が一番環境にも体にもいいだろうなあと思っていた時に見つけたもの。
アレッポの石鹸
農薬を使わずオーガニック栽培された植物オイルで、手作りの石鹸。
古くからの伝統的な手法を頑固に守り抜いて作られている石鹸で釜で3昼夜もの間熱を加えながら練り上げたものだそうです。
オリーブオイル60% ローレルオイル40%以上で作られているので確かに洗い上がりも意外にしっとりしています。
これで浴槽を洗うのもアリなようで、まさにオールインワン。
流石に勿体無い気はしますが・・。
元々は実は生活クラブで見つけたのです。
楽天だとこちら
利用してみて本当に良かったのでこれはそのまま使っていくつもりです。
生活スタイルの変化
そして大きく変化しているのは生活スタイルだと思います。
1つは活動時間。
これは意識したというよりは、元々そうなっていたところで、それならばとなった感じのお話です。
特に夏になりひたすら早寝早起きになりました。
とはいえど、昼全く起きないわけでなく、猛暑ですからどうやってもクーラーを使ったりはするのですが早寝早起きになったことで朝早めの時間に暑い時間にできないことをしています。
これはボランティアで行ったインドの経験からもずっと思っていたことでした。
インドではお祈りもあってかなり早くの時間にみんな目覚めていて、昼はむしろ寝ている人も多いみたいな笑
場所や未だに残るカースト制度の階層によっては、あまり明かりがない世帯もあり、元々あっても頻繁に水が止まる、電気が止まるということがある地域なので夜、計画的に何かをするというのにあまり向いてないというのがあります。
が故に、だったら早く起きて終わらせて、暑い真昼は動かない。
夜は早く寝るという理に適った生活をしているんですよね。
インドまでとはいかないものの、ある意味ジメジメしているのでインドよりも不快さはあるのではないかと思う最近の日本の夏。
子供に合わせて寝ていたら早寝早起きになってしまい・・真夏の今の時期は4時くらいに目が覚めます。
前は二度寝をしていたりもしたのですが今はほとんど起きてます。
夏は特に昼のトップに暑い時間はお昼ご飯と合わせて少し仮眠などをして、3時くらいからまた仕事をしてという生活。
夜、クーラーもですが電気がどうやったって必要なので環境にも優しいので精神衛生上もいいように思っています。
今まで使っていたソーラーパネルをフル活用
以前家庭用ソーラーパネル・ポータブル電源(蓄電池)を使った感想【我が家のプチ発電を支えるもの】で紹介したポータブル電源などは前よりフル活用しています。
単体で見ると大した節約にはなっていないのですが、電気をいっぺんに多く使うと電気代は値上がるので、クーラーをつけている時などは我が家は基本ポータブル電源の蓄電池やモバイルバッテリー、充電式の扇風機を利用しています。
理由は新しい家に引っ越してきてオール電化になった関係で昼の電気代が高いから・・。
まあその理由もあって早寝早起きになっているんですが。
(オール電化だと電気代の安い時間帯が1:00ー6:00になっています)
ちなみに充電式の扇風機は一台壊れてしまいこちらに変更しました。
引っ越しのために壊れたのかもしれないのですが以前のものは羽の掃除ができなかったりしたのでその辺を考慮したものに。
もう少し使って様子を見たらレビューをあげようと思っています。
地産地消を利用できる環境
これは本当に偶然でしかないのですが、近くの農家さんで毎日何かしらの野菜が出ているのでそちらで購入することが増えました。
以前の記事でもお話したようにやはり地産地消のものを取り入れることは輸送のコストもなく、また地域の農家を支えていくという意味でも意味があると思います。
ただ子供がいる関係で無農薬野菜なども意識的に取り入れているので1/3くらいでしょうか。
ちなみに1/4は家で野菜を作っています。
どうやっても、農家さんのものはその時のまさに旬のもので3種類くらいだけなのでちょうどいい塩梅にも思います。
参考SDGsを普段の生活に取り入れるためのヒント
参考家庭菜園で作りやすいおすすめ野菜
持続可能な生活のために
環境問題は待ったなしですが、持続しなければ結局のところ意味がないのも事実。
我が家でも今更?というのがあるのはそこまで調べたりする時間もなく、手が回らなかったというのも実際にあります。
普段の生活ありきで進んでいくので。
本当は一番に考えられればいいのでしょうけれど、無理はしすぎない、でも続けるというのが30年近く環境問題に取り組んできた私の考え方です。
でも石鹸のように情報を知っていればちょっとしたきっかけで変えられたりできるのもSDGsのいいところだと思います。
誰かの何かの参考になりましたら
その他暮らしの知恵の記事はこちら
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